晴れ時々素っ頓狂
音楽とかバンド活動とかサッカーとか映画とか。 楽天家。能天気。ボケつき。
あらら。
油断したら、残業してしまった。
昼くらいから、一気に忙しくなった。
そして、暑い。


夜、CATVでやってた「春との旅」を観る。



以前、中途半端に観て気になってた映画。
小林政弘監督作は、「日本の悲劇」についで2本目の鑑賞。
豪華キャスト陣による、ロードムービー。
アメリカ映画とは違い、人間関係が濃く、湿っぽく、そして切ない。
説明的なセリフがいっさいなく、会話の中から、それぞれの関係や過去が浮彫になる脚本は凄い。
また、ドアップや望遠、手カメラとメリハリのある映像は惹きつけられる。
フツーに泣いてしまいます。
いい映画です。


今日のいちまい。



ついに最終章を迎えました、フリートウッド・マックのエクスパッド・エディション。
バッキンガム&ニックス時代の最後のアルバム「Tango In The Night」出ましたあ。
これ以降は出ないと思うけど、遡ってボブ・ウェルチ時代のは出して欲しいようにも思うんだけど、出ないだろなあ。
ちなみに輸入盤では「3CD+DVD+LP」てのも出てるけど、それは買う元気なかった。

で、本作は、プロデューサーでもあるリンジーが主導で作ったアルバムだと言える。
この時期は、メンバーはすでにソロなんかも出してたし、前作の「Mirage」もやっとこさ作った雰囲気があったから、まさか新譜が出るなんて思ってなかった。
確か、突然偶然レコード屋(CD屋か?)で見つけて、狂喜乱舞したアルバムだった。
ネットのない時代は、そういう思いがけない喜びもあったのだなあ。

で、ディスク1はオリジナル・アルバム編。
とにかく1曲目の「Big Love」が好きでして。
リンジーの代表曲じゃないかってくらいに思ってる。
ギターがリンジーらしさに溢れてます。
コーラスもいい。
スティーヴィーの溜息もナイス。
そんで、終盤にやたら盛り上がるんだよなあ。

続いては、スティーヴィーが歌う曲では、本作中で一番の「Seven Wonders」。
良くプロデュースされてて、リンジーのそっちの方の才も感じる。
シンセとギターのフレーズが曲を活かしてるし、パーカッションも効いてる。
スティーヴィーのヴォーカルも、のぺーとしたのより、こういう叫びぽい方がグー。

「Everywhere」は、安定のクリスティン曲。
それこそ「Future Games」から、いい曲をずっと書き続けてきたからね。
ほぼハズレ曲がないんじゃないか。
彼女がいなかったら、マックをこんなに長く聴くこともなかっただろうし。
最後のコーラスとシンセは、いかにもリンジーのアイデアぼく、この二人はいい感じで化学反応起こしてそうだ。

「Caroline」は、リンジーの曲だけど、3人のソングライターの中で唯一、常に新しいことやろうとしてきた人なわけで、この曲にしても「Tusk」同様にアフリカンな雰囲気のある曲になってる。
ピーカブさんとかがやりそうだ。
メロはさほど魅力的じゃないんだけど、リズムやコーラスがカッコいい。
そういや、ミック・フリートウッドもアフリカンな「The Visitor」っていうソロ・アルバム出してたな。

続いても、リンジー曲のアルバム・タイトル曲「Tango In The Night」。
「I'm So Afraid」を思い出す、メリハリあるビート感を持つハードめの曲。
パーカッション類は新しい要素かもだけど、最後のギター・ソロとかね、通じるよね。

「Mystified」は、クリスティーンとリンジーの共作す。
ヴォーカルはクリスティーンで、曲もクリスティーン色が強い。
ゆったりしたシンプルなリズムの綺麗な曲す。

「Little Lies」は、「You Make My Loving Fun」を彷彿とするクリスティーン節の名曲。
コーラス・アレンジが素晴らしいけど、スティーヴィーの声が浮いてるのが、これまった何とも言えない。
サビのメロはもちろん、シンセ類のフレーズが哀愁があってグッときちゃう。

「Family Man」は、1曲目の「Big Love」にも、ラストの「You And I, Part II」にもリンクする、トコトコトコトコな16ビートのリズム。
アコースティックなギター類とカスタネット、多分ひとりでオーバーダブしたコーラスと、何から何までリンジー節ですな。

次のスティーヴィー作の「Welcome To The Room...Sara」を聴いても、とにかく本作はスティーヴィーの影が薄い。
楽曲的にも魅力に乏しい感じ。
ひどくはないんだけど、惜しい!てな感じかな。
演奏やコーラスのアレンジが良くて、それで聴けてるとこもある。

「Isn't It Midnight」は、想像するに、クリスティンの曲にリンジーが手を加えたってとこではなかろーか?
マイナー曲で、「You Make Loving Fun」や「Little Lies」をさらに下世話にした感じ?。
いい曲なんだけど、アルバムの中では埋もれ気味。
最後のギター・ソロは聴きどころか。

「When I See You Again」は、やはり入ってるスティーヴィーのフォーク系。
この人のベースですね。
アコギとシンセとコーラスのみの演奏は潔い。
それにしても、スティーヴィーは、リンジーと出会って、ほんと良かったと思うけどね。
愛情持って仕上げてるのが伝わるようだもの。

ラストは先述の通り、「Big Love」「Family Man」とリンクして、「You And I, Part II」で締める。
クリスティンとリンジーの共作になってるけど、リンジー寄りの曲だと思う。
目茶苦茶キャッチーな、いい曲です。

というわけで、完全な単独作は半分くらいだけど、ソングライター3人のカラーは存分に出てるように思う。
リンジーがそれぞれの特性をわかりすぎるくらいわかってて、なおかつ、自分もそれほど前に出過ぎず、っていう微妙な持ってき方したんじゃないかなーと思う。
たいしたもんです。

続いて、ディスク2は「Demos, Alternates & B-Sides」と題して、なかなか面白い内容になってます。

まずは、シングル「Family Man」のカップリングで、リンジー曲の「Down Endless Street」。
キャッチーな曲で、本作に入ってても不思議じゃない。
シンセ・ベースかなー?
ちょっと特徴ないかもしれんけど、ソロみたいな感じになってる。

「Special Kind Of Love」も、リンジー曲のデモ。
ほぼひとつのギターリフで、曲的にあと少しだけ展開されれば充分いけそう。

次が「Seven Wonders」のアーリー・バージョン。
演奏は随分とゆったりしてて、バンド・サウンドぽいつうか。
コーラスも軽い。
尺も長い。
ヴォーカルはほぼ変わらないけど、より生々しさを感じるなあ。
このテイク聴いてると、ギターのフレーズを加えながら曲を完成させていったんじゃないかと思える。

「Tango In The Night」のデモは、リンジーが歌ってるの?
なーんか、女声みたいでさ、音処理してんのかな?
曲はいかにもラフ・ミックスてな出来。

「Mystified」のオルタナ・バージョンは、よりテックスメックスぽくなってて、相当ユルユル。
こういう雰囲気も嫌いじゃないよ。
ギターもいい感じだ。

シングル「Seven Wonders」のカップリングだった「Book Of Miracles」は、珍しや、リンジー&スティーヴィー作のインスト。
歌入りで完成させて欲しかったなあ。
演奏だけでも、キャッチーでいい曲になる雰囲気が伝わるのよ。

「Where We Belong」は、リンジー&クリスティン作のデモすね。
今までにも「Think About Me」や「Hold Me」など、相性の良さは実証済。
シンプル過ぎるから、デモの状態でこれ以上進展しなかったってとこかな。

「Ricky」も、クリスティン&リンジー作で、シングル「Little Lies」のカップリングす。
前の曲以上に、リンジー色が出てて、曲としては結構面白い。
ただ、あまりキャッチーじゃないし、地味すぎで、アルバムにはキツいかもだけど。
いかにもカップリング曲てトコかもしれない。

「Juliet (Run-Through)」も、リンジー&スティーヴィー作だ。
珍しくなかったっけ。
まあコンビ組んでたくらいだし。
で、ですよ、これがなかなかなのだ。
何がってスティーヴィーが。
ロックンロールをリンジーじゃなく、スティーヴィーが歌ったってのがいい。
んで、語り調を交えたヴォーカルが意外にもハマってて、2枚のディスク通じて、スティーヴィーは一番いいかも。
アルバムでは浮いたろうけど、曲としていいす。

「Isn't It Midnight」のオルタナ・バージョン。
コーラスにアコギが入ってる。
そして、間奏でハープシコードに木琴てのもいいね。
あまり前に出ないかしら?
それにしても、ギターの刻みが違うだけで、雰囲気こんなに変わるんだね。
本作ではギターがグイグイになってたもんね。

「Ooh My Love」は、リンジーの曲をスティーヴィーが歌ってるデモ。
スティーヴィーが歌うこと前提に作ったかのように思える。
もし、自分で歌ってたらアレンジ変えたかもしれんが。
曲としては本作収録も全然アリな出来。

次が「Mystified」のピアノとシンセのみのインスト。
クリスティーンによるデモかしら?
歌メロがないと、妙に日本ぽい。
この伴奏に日本人が歌メロつけたら面白そう。

最後は「You And I, Part I & II」のフル・バージョン。
なんと、オルジナルでは2分台の曲が、元は6分以上あったのね。
なるほど、パートⅡはこの後半部分てことかあ。
パートⅠとⅡは、変わり目でブレイクするし、違う曲みたいだけどね。
パートⅠを端折ったのは、やっぱり、「Big Love」「Family Man」とリンクさせたかったんだろなあ。
どちみち、いい曲す。
これ、聴けて良かった。

とにかく、ディスク2は、過去のエクスパッド・シリーズ以上に、カップリングや未発表曲も多く、出来栄えも大変よろし。
聴き応え充分す。

さて、そんな折、リンジーとクリスティン二人のアルバムが出るみたいなんだけど、本作を聴いて、ほんと楽しみになってきたなあ。
スポンサーサイト

テーマ:日記というか、雑記というか… - ジャンル:日記

copyright © 2005 晴れ時々素っ頓狂 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.