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晴れ時々素っ頓狂
音楽とかバンド活動とかサッカーとか映画とか。 楽天家。能天気。ボケつき。
台風一過。
それほどの暴風雨ってほどではなかったけど。
今日は昼前からググーンと暑く。


今日のいちまい。

ゅ 13-14(初回生産限定盤)(DVD付) CD_DVD, Limited Edition
ゅ 13-14(初回生産限定盤)(DVD付) / ユニコーン

ユニコーンの13枚目のアルバムで14曲入りっていう意味のアルバム・タイトルだと。
このかる~いノリはまさしくユニコーンですなあ。

ユニコーンの強みはなんといっても全員が曲を書けること。
それぞれに共通する部分もあれば、独自の感覚の曲もあったりする。
今回は、奥田民生とABEDONが4曲ずつ、他の3人が2曲ずつで、珍しく共作曲が1曲もないんだな。

オープニングは、民生節「すばやくなりたい」でスタート。
「マシマロ」みたいな出だしのロックンロールす。
オルガン・ソロから転調して、みんなでタイトルを連呼するとこなんかは、ソロとは違う雰囲気なのかな。
やや、捻りがない気もするけど、歌詞からしていかにもな感じ。
オープニングとしては最高。

続いて、手島おさむの「オーレオーレパラダイス」。
この人は昔からひとりだけマジメな曲が多かったんだけど、再結成後はコミカルなのもアリになったね。
珍しくマイナーのキャッチーな曲で、ヴォーカルは本人。
ギターはさすがにかっこいい。
この変な声はEBIだな。

ABEDONの「サンバ de トゥナイト」は、どこがサンバじゃ!ちゅうロック曲だと思っていると、途中で何重にも重ねたであろうパーカッションの遊びが。
ギター・ソロもいいね~。
メロ自体はまあまあ・・・つーか、なんかこれまでにあったような。

再びテッシーの「僕等の旅路」。
ヴォーカルは川西君が。
あれ、今回の2曲は、かなりストレートなJ-POP風だね。
こっちは遊びもないし、ピアノのフレーズとかがグッとくる、いい曲だよ。

EBIの「道」は、リフがとにかく頭を周る。
EBIはメンバーの中でも、特に独特な感覚の曲が多いけど、この曲はそれほどアクはない。
それでもいい曲だ。
下手くそなサックスとペットは無事録り終えたんだね。
付属DVDのドキュメンタリーで、もっとも印象に残った曲のひとつ。

「ハイになってハイハイ」は、奥田民生だよね。
アコギの弾き語りかと思いきや、突然ハードになったり、戻ったり。
70'sの香りがいっぱいの面白い曲だ。
単独では小粒感はあるけど、アルバムにこういう曲が入るといいね。
とても気に入ってます。

「マッシュルームキッシュ」は、川西幸一だけど、前作の「イーガジャケジョロ」からブルース曲ばかりだよね?!
この曲も、カントリー・ブルースで、スライドやらピアノ・ソロやら、そういう雰囲気です。
ヴォーカルはEBIですね。
相変わらず遊びは多いけど、至極分かりやすい曲かも。

ABEDONの「TEPPAN KING」は、アメリカン・ロックすな。
歌詞はたい焼き君すな。
「ウォオオオ~」のフレーズは頭周ります。
こういうロック曲のグルーヴ感は、緩くもなく、激し過ぎもせず、年期の入ったバンドって感じだね。

「マイホーム」は、奥田民生節です。
「シャンブル」に入ってた「パープルピープル」みたいなノリで、民生さんのこういうノリの曲は本当にいい曲多い。
途中のメロトロンみたいなシンセ?コーラス?は遊びっぽくもあり、いい雰囲気です。
この時代にこういう歌詞の曲ってのは、ユニコーンらしいのかもしれんなあ。

EBIの「CRY」は、アコギによるバッファロー・スプリングフィールドみたいな曲だ。
本作のEBIは、2曲ともそれほどアクがない。
ただ、ユニコーンの中では、一味違うタイプの曲ではある。

奥田民生の「エコー」は、ハーモニカが入ってるってだけでなく、メロなんかもカントリー臭い。
サビなんかは民生らしさも感じるけど、全体的にはまあまあかね。

ABEDONの「第三京浜」は、ピアノがコールドプレイぽい。
キーボードの人が作りそうな曲ってことかもしれない。
いい曲だよ。

続けてABEDONの「風と太陽」は、民生さんが歌ってます。
メロ自体は少し考え過ぎな気もするなあ。
ヴォーカルも演奏もいいんだけど。

最後は、川西君の「フラットでいたい」。
こういう軽くて冗談半分みたいない曲で締めるのは、何ともユニコーンらしいなあ。
そしてこれもカントリー・ブルース。
しかし、EBIの声色は色々利用されてるなあ。

というわけで、アルバム通して聴くと、ユニコーンにしてはなかなかミーハー路線に感じる。
ヒットするのを意識して作り上げたんじゃないかって思ってしまう。
再結成後に限れば、個人的には「シャンブル」が一番好きで、それ以上に気に入ったわけではないけど、前作「イーガジャケジョロ」よりは好きかなー。

さて、ユニコーン好きにはたまらない「レコーディングドキュメント」が付属DVDに入ってます。
60分ものドキュメンタリー、観てて飽きないのはさすがです。
本作中の半分くらいの曲の、アイデアや遊びのうちに出来ていく過程がわかります。
とにかくいつもながら笑いが絶えない。
こんなに楽しみながらレコーディングしていけるバンドってほんと羨ましい。
そして、曲の中にコネタがいかに多いかもわかる。
奥田民生の曲だけはあまりいじられていないのは、既に自分の中で完成してしまってるということかなあ?
最後には、アルバム・タイトルがふざけの延長で決まる瞬間も出てきて、ユニコーンらしい締めくくりでした。
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